インストールされたMicroPythonを確認する方法
この記事では、ESP32にインストールされたMicroPythonを確認する方法を解説します。
この記事で学べること
- MicroPythonのプログラミング環境構築
- MicroPythonの確認方法
- MicroPythonの実行方法
ステップごとの解説
- 必要な部品を準備する
MicroPythonをインストールしたESP32を使います。 - PCにVisual Studio Code(以下、VSCode)をインストールする
✅ VSCodeとは?
・Microsoft が無料で提供するコードエディタ
・Windows / macOS / Linux で動く
・拡張機能を入れることで、色んな開発に対応できる
✅ 主な特徴
・軽量 & 高速 → 普通のエディタ並みにサクサク動く
・拡張性が高い → Python、JavaScript、C++、MicroPython など何でもプラグインで対応
・統合ターミナル付き → エディタの中でコマンドが実行できる
・Git連携 → バージョン管理が簡単
・無料 & オープンソース
下記リンクからダウンロードしてください。
https://code.visualstudio.com/
- VSCodeを起動する
VSCodeを起動します。VSCodeの拡張機能(MicroPico)は内部でmpremoteを使うので、まずインストールします。
python3 -m pip install --upgrade mpremote
インストールの確認
$mpremote --version
mpremote 1.25.0
- VSCodeに拡張機能 MicroPico をインストールする
左のメニューから「拡張機能」を選び、MicroPicoを検索し、インストールします。

- ESP32をPCに接続する
ESP32とPCをUSBケーブルで接続し、利用するポートを確認します。
ls -l /dev/tty.usbmodem*
crw-rw-rw- 1 root wheel 0x9000006 8 24 16:37 /dev/tty.usbmodem11401
- MicroPythonがインストールされているか確認する
「表示」→「コマンドパレット…」でコマンドパレットを開いてください。「MicroPico」と入力すると、MicroPico:Connectがあるので、クリックします。

VSCodeの下の部分にターミナルが表示され、MicroPythonのインストールが確認できます。
これは、REPL(Read-Eval-Print Loop)と呼ばれるもので、コードを一行ずつ入力・評価・出力してループする、インタラクティブな実行環境です。

- MicroPythonでコマンドを実行する
まずはお決まりの「Hello World』を表示してみます。
これで、MicroPythonがインストールされていて、ESP32でMicroPytonのプログラムが実行できることが確認できました。
MicroPython v1.26.0 on 2025-08-09; Generic ESP32S3 module with ESP32S3
Type "help()" for more information or .help for custom vREPL commands.
>>> print("Hello, World")
Hello, World
>>>
まとめ
ESP32にMicroPythonがインストールできたので、次回はLEDを点灯、点滅させてみます。