ESP32のMicroPythonで様々なLEDの点灯方法(3)
この記事では、ESP32とMicroPythonを使ってオンボードLEDの様々な点灯方法を解説します。
この記事で学べること
- ループと数値の変化を理解できる
- RGB LEDの制御方法
- MicroPythonのコード例
ステップごとの解説
- 必要な部品を準備する
今回も前回、MicroPythonをインストールしたM5STACK社のM5StampS3を使います。
M5StampS3は、Amazon、スイッチサイエンス社、マルツエレック社などで購入することができます。 - M5StampS3にMicroPythonをインストールする
前回の記事を参考にMicroPythonをインストールします。
- M5StampS3をPCに接続する
M5StampS3とPCをUSBケーブルで接続します。接続できているか確認します。
ls -l /dev/tty.usbmodem*
crw-rw-rw- 1 root wheel 0x9000006 8 24 16:37 /dev/tty.usbmodem11401
- VSCodeで以前、作ったプロジェクトを選択する
VSCodeを起動して、以前、作ったプロジェクトを選択します。

- エディタで新しいファイルを作成する
左側のエクスプローラにて右クリックして、「新しいファイル」を選択します。ファイル名を入力する欄が表示されるので、適当に名前を入力します。今回は、「led_fad.py」としました。

- 下記コードをエディターで記入する
「led_rnd.py」を選択すると、エディター画面が開くので、下記コードを記入して保存します。
import neopixel
import machine
import time
pin = machine.Pin(21, machine.Pin.OUT)
np = neopixel.NeoPixel(pin, 8)
# フェードイン
for i in range(0, 256, 5): # 0→255 まで 5刻み
np[0] = (0, i, 0) # 第1ピクセルを変更iで設定
np.write() # 全ピクセルにデータ書込み
time.sleep_ms(30) # 30msecのタイマー設定
# フェードアウト
for i in range(255, -1, -5): # 255→0 まで 5刻み
np[0] = (0, i, 0) # 第1ピクセルを変数iで設定
np.write() # 全ピクセルにデータ書込み
time.sleep_ms(30) # 30msecのタイマー設定
- 「led_fad.py」を実行する
左のエクスプローラにて、「led_fad.py」を選択して、右クリックから、「Run current file on Pico」をクリックすると、M5StampS3上のLEDが緑でフェードインで点灯して、フェードアウトで消灯します
まとめ
ESP32とMicroPythonを使えば、シンプルなコードでオンボードのLEDを様々な色で点灯させることができます。応用すればIoTデバイスに簡単に組み込めます。