Seeed Studio XIAO ESP32C6
この記事では、Seeed Studio XIAO ESP32C6にMicroPythonをインストールする方法を解説します。
結論
ESP32C6 に MicroPython をインストールするには、公式ファームウェアを使用し、事前に開発環境を正しく準備することが重要です。この記事の手順通りに進めれば、初心者でも確実に MicroPython を書き込み、動作確認まで行えます。
この記事で学べること
- ESP32C6とPCの接続方法
- MicroPythonの探し方
- MicroPythonのインストール方法
ステップごとの解説
- 必要な部品を準備する
今回は、Seeed Studio社のXIAO ESP32C6を使います。
XIAO ESP32C6は、Amazon、スイッチサイエンス社、マルツエレック社などで購入することができます。 - esptoolをインストールする
ESP32を初期化したり、MicroPythonをインストールするのに、esptoolが必要になるのでPCにインストールします。
esptool(esptool.py)は ESP32 や ESP8266 のマイコンにファームウェアを書き込むための公式Python製ツール です。Espressif(ESP32のメーカー)が提供しています。
インストールするには下記コマンドを実行します。PCにPythonとpipが必要になります。
pipとは、Pythonのパッケージやライブラリをインストール、アンインストール、管理するためのパッケージ管理システムです。
pip install esptool
- XIAO ESP32C6とPCを接続する
XIAO ESP32C6はUSB Type-Cコネクタが装備されているので、PCと簡単に接続ができます。
XIAO ESP32C6が接続するポートを調べるため、ブートスイッチを押しながらUSBケーブルでPCと接続してから、ブートスイッチを離す、もしくは、USBケーブルでPCと接続してから、ブートスイッチを押しながら、リセットスイッチを押して離して、ブートスイッチを離して、下記コマンドを実行します。
ls -l /dev/tty.usbmodem*
crw-rw-rw- 1 root wheel 0x900003a 4月 4 16:55 /dev/tty.usbmodem11101
注:"11101"の部分は環境によって変わります
- XIAO ESP32C6を初期化する
なぜ、初期化(フラッシュ消去)が必要かを下記します。
- 以前の 環境(Arduino スケッチなど)が残っている場合がある
- 書き込みエラーや起動失敗を防ぐため
下記コマンドで初期化します。使用するポートは3で判明したものを使います。
esptool.py --port /dev/tty.usbmodem11101 erase_flash
esptool.py v4.9.0
Serial port /dev/tty.usbmodem11101
Connecting...
Detecting chip type... ESP32-C6
Chip is ESP32-C6FH4 (QFN32) (revision v0.2)
Features: WiFi 6, BT 5, IEEE802.15.4
Crystal is 40MHz
USB mode: USB-Serial/JTAG
MAC: 58:e6:c5:ff:fe:12:f5:98
BASE MAC: 58:e6:c5:12:f5:98
MAC_EXT: ff:fe
Uploading stub...
Running stub...
Stub running...
Erasing flash (this may take a while)...
Chip erase completed successfully in 0.3 seconds.
Hard resetting via RTS pin...
- MicroPythonとは
MicroPythonとは、Python をマイコン(小さなコンピュータ)で動かせるようにした軽量版 です。
特徴
普通の Python とほぼ同じ文法で書ける
ESP32 / ESP8266 / Raspberry Pi Pico などの小型マイコンで動く
センサーやLED、モーターを Pythonコードで直接制御できる
軽量で、マイコンの小さなメモリでも動作するよう最適化されている
- 使用するMicroPythonを探す
MicroPythonの公式サイトにて、ESP32C6用のファームウェアをダウンロードします。
ダウンロードするには、「DOWNLOAD」をクリックします。
表示されたページにて、MCU: esp32c6をクリックすると、下図のようになるので、表示された一覧から「XIAO ESP32C6 Seeed Studio」をクリックします。

- MicroPythonをPCにダウンロードする
Firmware→Releasesには、安定版がないので、今回はpreview版を使います。
v1.28.0-preview.314.ge8a3ee0342 (2026-04-01) .binをクリックすると、PCにダウンロードされます。

- XIAO ESP32C6にMicroPythonをインストールする
下記コマンドでインストールします。インストールが完了したら、リセットスイッチを押します。
esptool.py --port /dev/tty.usbmodem11101 --before default_reset write_flash -z 0x0 SEEED_XIAO_ESP32C6-20260401-v1.28.0-preview.314.ge8a3ee0342.bin
esptool.py v4.9.0
Serial port /dev/tty.usbmodem11101
Connecting...
Detecting chip type... ESP32-C6
Chip is ESP32-C6FH4 (QFN32) (revision v0.2)
Features: WiFi 6, BT 5, IEEE802.15.4
Crystal is 40MHz
USB mode: USB-Serial/JTAG
MAC: 58:e6:c5:ff:fe:12:f5:98
BASE MAC: 58:e6:c5:12:f5:98
MAC_EXT: ff:fe
Uploading stub...
Running stub...
Stub running...
Configuring flash size...
Flash will be erased from 0x00000000 to 0x001d7fff...
Compressed 1932032 bytes to 1172926...
Wrote 1932032 bytes (1172926 compressed) at 0x00000000 in 4.2 seconds (effective 3653.9 kbit/s)...
Hash of data verified.
Leaving...
Hard resetting via RTS pin...
まとめ
ESP32C6にMicroPythonをインストールすれば、シンプルなコードでLEDを点灯させたり、センサーを動かしたりできます。応用すればIoTデバイスに簡単に組み込めます。
次回は、実際にMicroPythonがインストールされたのか確認して、Lチカを試します。
